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クオンタイズ
Quantize Regions

Quantize Regionsコマンドでは、リージョンのスタート・ポイントを[Grid]ポップ・アップ・メニューであらかじめ指定している分解能に応じてクォンタイズすることができる

[Edit]→Quantize Regions
Quantize コマンド

[Edit]→[Quantize Regions]ではリージョンのスタートタイムがクオンタイズ対象となる。

[MIDI]メニューの[Quantize]はそれぞれのノートに対して個別にクオンタイズが実行される。

Quantizeウィンドウ

右図:【MIDI Operations】→
[MIDI]→Quantize

  • Attacks:ここにチェックマークを入れると、ノートのスタート・タイムがQuantizeされる。
  • Releases:ここにチェックマークを入れると、ノートのエンド・タイムがQuantizeされる。
  • Dont Change Durations:[Attacks]にチェックマークを入れ、ここからチェックマークを外すと、ノートのエンドタイムが固定されたままスタート・タイムだけがQuantizeされる。また、[Releases]にチェックマークを入れ、ここからチェックを外すとノートのスタートが固定されたままエンドタイムがQuantizeされる。

つまり、Dont Change Durationsにチェックを入れる事によって、Quantizeされたものを的確に移動する、という事。
AttackとReleasesの両方にチェックを入れた場合は無効となる。


『Quantize Grid』セクション
音符のボタンではグリッドの大きさを指定する。

  • Tuplet:ここにチェックを入れると、3連符や5連符などの連符を指定できる。3in Time2というと2はくのところに3つ、という事かな。
  • Offset Grid By:この数値フィールドでは、Quantize Gridを前後にティック数でずらす事ができる。
  • Swing:偶数のグリッドが0〜300%の間でシフトし、スウィングのハネを表現できる。
Options
  • Include Within:アタックとリリースが指定範囲内にあると、Quantizeの対象となり、大きくはずれていると対象から除外される。
  • Exckude Within:アタックとリリースが指定範囲外にあるとQuantizeの対象になる。逆だね。
  • Strength:数値を大きくすると、Quantize・Gridへの強制力が強くなる。はて?
  • Randomize:乱数によって変化する。


Apply=あてはまる
Quantizeの実例

ストレート・クオンタイズ

  • 操作対象の範囲を選択する。
  • [MIDI]メニューから[Quantize]を選択
  • [What to Quantize]セクションの[Attacks]にチェックマークを入れる。
  • [Quantize Grid]セクションで16分音符のボタンをクリックする。Tuplet、Offseto grid by、Swingの3つからチェックマークが外れている事を確認。
  • [Option]セレクションのすべてのオプションからチェックマークが外れている事を確認。
  • 最後にApplyをクリックする。

MIDIオフセット

MIDIがオーディオトラックよりも遅れて聞こえる場合がある。
MIDIトラックのプレイバックをずらす事で補正する。

設定

  • [Setups]から[Preferences...]を選択[MIDI]ページを開く
  • [Negative MIDI Playback Offset]のフィールドに最大10000の範囲で数値(サンプル数)を入力する。目安としては、ハードウェア・バッファー・サイズと同じ程度と考える。
  • 最後にDone]をクリックする。