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MIDI Edit
Pro ToolsはMIDIがだめだ、とよく言われていますが、それはステップ入力する人の言い分でしょう。
譜面に書いた音符を一音ずつ入力していくのには向いていませんから。
リアルタイムで入力する場合は、まったく逆。MIDI入力・編集が使いやすいからこそPro Toolsを使う価値があるのです。

MIDIデータの編集

入力されたMIDIデータの変更は、ソフトによって違います。自分に合うソフトを選ぶ基準になるかもしれません。
私の場合、リアルタイムのレコーダー感覚で”録音”できるのが理想です。WAV録音と違うのは、言うまでもなく後で修正できる事です。
しかし、一音ずつ数値で変更するのは、時間がかかりすぎます。いかに素早く自分の頭にあるイメージを具現化するかは大事。
という事で、以下にPro Toolsの特徴を。

例として、ベロシティの変更を取り上げます。
変更したいデータをクリックすると反転し、マウスの上下で変更します。左の画像は範囲を指定して一括変更の様子です。
入力時の強弱がグラフ化されたように、はっきり解るのが特長。

強弱はそのままで、全体的に数値を下げた状態になります。
ひとつずつ変更するなら、範囲指定はいりません。

マウスをペンモードにすると、ベロシティだけを線として描く事ができます。

音量なども同じように”描く”事ができフェードイン・アウトなどが楽にできます。

他のMIDIのデータ修正も上記と同様にマウスで画像を修正するので、数値(数字)は現われません。
マス目も縦横収縮自在なので、タイミング修正などは横に広げてやるほど微調整が可能となります。これらは感覚的に習得すると、実に音楽的だと思います。