Crystal− Manual
|
Voices
Crystal でのコントロールは5つのページで構成されます。
Voice1は、3つの領域からなっています。
Oscillator, Filter, and Amplitude.(オシレーター、フィルタ、アンプ)。
Oscillatorは元にはる発信音。
Amplitudeは、時間軸の音量。
Filterは、波形の特性に変化を与えます。
octaveで、音(ピッチ)の高低を選びます。
Amplitudeコントロール
よくあるADSRに比べ、細かな設定が視認できるのが特徴ですが、即時的な操作では面倒でもあります。
左から、音の立ち上がり、右最終が減衰、という形です。適当な形を作って、Scaleで幅を変化させる方が素早く目的の音に合わせられるかもしれません。
(Linearは直線。最初は、あまり詳しく覚える必要はありません)
VelSensは、キーを押す強さへの反応です。
Voice1、フィルタ
envelopeのPointsメニューから適切な値を選ぶのはAmplitudeと同じ。
フィルタenvelopeのための「Sync」ボタンをオンにすると、envelopeを連動させる事ができます。
Voice2。
CopyメニューからCopyを選択します。チェックマークがあっても、もう一度選択することでコピーされます。
別なVoiceへ移動し、Pasteをクリックすると複写されます。
次
に、声2を声1とわずかに異なるようにしましょう。
Voice2のOscillator部のTypeメニューで、波形を変えてください。
2つの異なった音声を聞くことができると思います。
Modulation/モジュレーション
Modulationの使用で音に何らかの動きを加えます。 Modulationタブをクリック。
Modulationページには、4つのコントロールで6つの列を持っているModulation
Matrix部があります。
LFO No.1のボタン、(合計6つのLFOsがある)
Rateコントロールを下げて、LFOを遅くして、Voice1がどう減速するか。
「Sync」コントロールで演奏の速度にLFOを連動させる事ができます。
パラメタ表示が「0.50cpb」を示すまで、速度制御を調整してください。
Effects
Mixerページに移動します。
-多くのコントロールがそこにありますが、ディレイのページ。様々な設定ができるようになっています。上から3段は、左側のVoice1〜3に対応した横並びになっています。
(2005年7月2日)
VSTシンセのCrystalは、内部オシレーターにSoundFontを指定する事ができます。
SoundFontをVSTシンセで加工できるわけで、これを使わない手はありません。
【設定方法】
まず、Crystalを使っているホスト側の場所、その中にあるVSTpluginsのフォルダ内で、
Crystalが置いてある場所にフォルダを1つ作ります。
フォルダの名前を
「CrystalSoundFonts」
として、その中にモノラル・単体のSoundFontを置きます。
これだけです。
Crystalを起動すると、オシレーターメニューに追加されます。
面白そうなのは、ドラム・パーカッション類でしょうか。
SoundFontのサイズ的にどうなのかは、未検証。
その他
Crystal only uses soundfonts as a source of waveforms, so this
additional information is ignored by Crystal.
Crystalは波形の源としてsoundfontsを使うだけであるので、この付加的な情報はCrystalによって無視される。
Crystalのバンク管理
最後に、音色であるバンク管理です。
ちょいと特殊な形態になっていますが、覚えると操作性はアップします。
まずは、Crystalの置いてあるフォルダ内に、(そのすぐ下に)新たにフォルダを作製します。
名前は、【CrystalPatchBanks】
ここに通常使うバンクを入れておきます。拡張子fxbのものです。
これで、画像の右側にある(Patches)に表示されるようになります。
左下にあるのは、デフォルトのバンク表示ですが、(Patches)で切り換えるとこちらも変ります。
エディットして音色を変化させ、それを保存する場合は、
左側デフォ領域の名前をクリック、文字反転で名前変更、
右側、(Patches)の下にあるWrite(書き込み)を押すと、バンク一覧が出るので、空いているところ、または、上書きする音色名を選択すると、そこへエディットしたものが書き込まれます。
標準的なバンクロード・セーブ等も使えるので、個別に保存する(1音色=fxp)の場合などは、これを。