FREE Alpha3.2− Manual

←Back

Free Alphaが3.2となり、上っ面ではない本質的な音の質感を持つシンセとなりました。有料ものだって、これほどの音質を持つシンセは少ないです。
多くのフリーシンセが溢れるなか、一発屋ではなく、本気で音作りに取り組む価値があると認めたものをマニュアル化していますが、このFree Alpha3も加えることにしました。原文マニュアルは、製品版のものなので、フリー版は、いくつか省かれています。VSTシンセに慣れていれば、マニュアルいらずのものなので、基本操作だけ解ればOKです。


はじめに
まずは操作の基本です。VSTでは特有の操作として、ノブを初期値に戻す、微調整が効く等、その基本から紹介します。このFree Alpha3では、ちょいと他とは違った操作となります。
◇Ctrlキーを押しながら、選択したノブをクリックすると、デフォルトに戻ります。プリセットのデフォではなく、このシンセの初期値なので注意。
◇微調整は、他のVSTシンセと同様にShiftキーを押しながらノブを操作します。
◇Altキーを押したまま、ノブをマウスでクリック連発すると、更に微細な動きになります。ものすごく細かい動きです。そして、ノブの上下半分でプラスマイナスの動きに対応します。これは覚えておいて損はないです。ただ、両手で操作するので、キーボードを弾きながら確認というのは難しいですね。

Oscillators


波形選択部分を右クリックすると、多くの波形があります。オクターブ選択も楽です。

OSC1に二つの波形選択があり、A bal Bで、バランス調整ができます。OSCと合わせ、二つのグループ、四つの波形種類となります。
OSC2には、1と2のミックスもあるので、適切な選択が可能です。

Filter

“drive” (saturation) がフリーにはありませんが、たいしたことはないでしょう。必要なら別途エフェクトを使用すればよいし。
Cutoff、Resonanceの下はADSR。最下段の二つは実際に試してみてください。depthはフィルターのエンベロープの効果を設定するために使用されます。
フィルター部は、アナログシンセの基本なので、操作的に特別なものを考える必要はないようです。


Amp

Amp部も同様に、ボリューム、ベロシティ、ADSRと、ごく普通。
FadeはCutoff周波数でのEnvelope速度を設定。中央の"フェード"の設定は(ダイヤルが12時の位置に設定されている)ノートが解放されるまで、フィルタのカットオフ周波数は、サスティンレベルに留まることを意味します。


Modulation Matrix

クリックすることで、メニューが出るので、必要な項目に変更できます。
Wクリックすることで、ゼロになります。
それぞれの項目について、詳しくは原文マニュアル参照。
これが解らないと音作りができない、というわけでもないので説明は省きます。

モジュレーションソースは、左側の青色部分、その送信先が右に表示されています。真中が量で、マウスコントロールが可能です。

LFO

これも基本的なものなので省略と。


Chorus

音をセンターから広げる空間処理。


一応、並べたけど、あまり説明のいらないものばかり、それでいて他とは違う何か、という感じで音作り。

←Back