ASIOについて/旧OSでのASIO4ALL使用

◇遂にASIO4ALLがWindows98/MEに対応した、ということでインストール。その詳細を記述。
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ASIO4ALLインストール
WINAMP5用のASIO出力プラグイン

ASIO4ALLのサイトでもFAQで書かれているように、Windows98/MEに対応はしたが、WDM-Driver専用であるとのこと。
WindowsMEは、WDMに対応しているが、Audigy初期はVxd-Driver。AudigyでのASIOは(Creative EMU10kx ASIO)
Sound Blasterで完全にASIO4ALLを動かすためには、kx project が必要になるようです。
実際、DAWや波形編集ソフトの設定で、ASIO4ALLという項目は表示されるようになりましたが、これを選択すると音はでませんでした。KXは、音楽製作としてSoundFontをフルに使うには無理があるので、これは断念。
結局、ASIO4ALLは意味がなかったか?
いや、これが、何と、音が変わったのです。
全体の解像度・分離が良くなり、低域は重量感があってタイト、ぼやけた感じがなくなりました。若干、音が前に出て、奥行きも広がり、バランス的にも音の粒立ちがクッキリしています。
もう、これは何なんだ?という感じですが、実はこれ、MP3での試聴に限られます。WAVでの再生は、ほとんど変化なしなのです。
上のリンクにあるようにWinampにはASIO対応のPluginsがありますが、これなしでも、MP3の音は変りました。
Winampとの相性かと、別の再生プレイヤーで試しましたが、やはり音質は良くなっています。Winampでの音が一番良かったのですが。
ASIO4ALLを入れることでのメリットとして、レイテンシーやら、Kernel mixerを通らないとか、これらの恩恵がなくても、音は変わっているということなのでしょうか?
Vxd、WDMの違いやKernel mixerについても具体的には何がどうなっているのか、OSとSound Blasterの兼ね合いも含めて詳しいことは、さっぱり解りません。

なんとなく、意識して音を聞くようになったため、気のせいか、という疑いを晴らすべく、ASIO4ALLをアンインストールしてみました。
音は、以前の音に戻りました。うーん、やっぱり音は良くなっていたのです。

旧OSを使っている人は、ASIO4ALLをインストールするだけで、音が良くなります。設定はなにもしません。
ASIO4ALL v2 Off-Line Settingsというプログラムがあり、インストールすると、アイコンもできていますが、これは何もしなくてOK。
XP以降での音質改善は、いろいろ言われていますが、旧OSでも、それなりに使えるのは有り難いものです。

この、音が良くなる、というのは、サウンドボード類の性能を上げるのではなく、本来持っていた質をWindowsがじゃまをしていた、というべきかな。何等かの迂回で、素直に音が出力されるようになったのでしょうか。

また、デジタルの特性というか、欠点てもある減衰する音がショボくなることが改善されているようで、これもサウンドボードとしての性能を素直に引き出せているようです。

これらの改善は、デジタルオーディオにおける、D/A変換に係わるものと思われます。つまり、作る段階での変化というより、再生する時点での変化です。

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