海外の音楽サイト
ネットで音楽を聴く、それも無料でとなると、2つのパターンがあります。多くが無料でダウンロード可能なアマ主体のアーティストサイト、市販曲が聴けるがダウンロードはできず、FlashPlayerで聴くだけのラジオ形式サイト、というパターンです。
音楽が無料で聴けるというのは、どちらも同じですが、成り立ちやコンセプト等が基本的に違うので、それぞれを別けて、特徴のあるサイトを紹介していきます。
市販曲を自由に聴ける動画サイトもありますが、音質は二の次、ネットで標準的なmp3の音質に比べ、かなり悪い音に当ることもあります。とはいえ、とりあえず聴きたい、探したい場合には重宝します。
更に、もう少し良い音で聴きたい場合に、FlashPlayerでのラジオ形式のサイトを探すことになります。その代表的なものを以下に。
finetune/閉鎖
市販曲をフルで公開するには、レコード会社等からの許諾を得るわけですが、そうやすやすとOKが出ないのは当然で、このfinetuneが出た時は、驚きました。ただし、当然ながら、制約はあるわけで、それがダウンロード不可、聴くだけというもの。更にfinetuneではランダム再生のみとなります。つまり、今、この曲が聴きたいというのは不可で、たれ流し的再生のみとなります。このへんがレコード会社を納得させるために必要だったのでしょうね。
下記に示すサイトでは、選曲可能なので、finetuneとしては弱点でもあります。また、音質もビットレートが低いので、他サイトより劣ります。
それでもBGM的にスピーカーで鳴らす程度なら、安定動作もあって、長く続いているようです。
登録されたチャンネルは、ユーザー自身が作ったもので、ある程度曲数がまとまらないと公開できないなどの制約もあります。登録は簡単だし、作ったラジオチャンネルは、ブログ等に貼り付けることもできるので、自分で選曲する楽しみがあります。
jiwa/閉鎖
フランスのサイト。finetuneのようなランダム再生ではなく、自由に市販曲を選択、フル再生が可能、まさに聴きたい曲が聴けるのです。そのせいか、紆余曲折がありました。finetuneでの制約もなく、こんなことされたら、というのがレコード会社の考えでしょうから。
はじまって、1年ちょいほどで一時ダウン。再開しましたが、フル再生ができない曲が増え、30秒試聴が段々増えていき、最後には全てが30秒再生のみとなり、ユーザーにすれば何の価値もなしで休止、再度再開し、今度はフル再生が可能となり、今に至ります。いろいろあったのでしょうねえ;
市販曲がmp3でアップされる事に過剰なほどピリピリしていたレコード会社も、youtubeで手に負えなくなり、実質判断をするしかなく、合法的に再生は可能とし、販売サイトへの誘導などで妥協したのだと思います。
登録後は、自由にプレイリストを作成可能で、それをブログへ貼り付けもできます。洋楽のみで、最新曲は殆どないですが、主立ったものは出てきますから、話題になったバンドは、どんな曲なのか聴いてみたいとか、検索で、かなりの数が出てきます。
ただし、一つのアーティストで、すべての楽曲ということは望めず、レコード会社が許可した楽曲のみとなったり、全く出てこないアーティストもあります。
音質は、かなり良く、圧縮音源としては文句ないレベルです。
jiwaが休止となった時、他になにかないかと探してみつけたのがここ。なんだ、探せばあるじゃん、てな感じでjiwaにアクセスできない時期、重宝しました。jiwa再開後は、groovesharkとjiwaの2つを平行して利用しています。
内部の手順は異なりますが、形式としては、ほゞjiwaと同じに考えてよいでしょう。ブログへの貼り付けも可能です。最近(2011年)一部、日本語にも対応しています。
2014年現在、自由に選曲聴できる唯一のサイトでしょうか。
自作曲をネットで公開するための海外音楽サイトは、広告で収入を得るというより、アーティストから徴収するという形態で失敗し、myspaceやsoundcloudのようなサイトに取って代わられているのが現状です。
優良サイトの条件は、
1.無料で、可能なかぎりのサービスがある。登録曲数・容量が多い等。
2.チャートがあること。実は、サイト側で一番大変なのがチャートの更新かもしれません。これが如何に素早く更新されるかで音楽サイトの実力がわかります。そして、聴く側としても自分の好みを探しやすいのです。
3.ジャンルが適正で、必要な数があること。どのジャンルに置くかは、どのユーザー層に聴いてもらえるか、という事なのです。
4.新曲をアップした時に反応があること。視界の広さみたいなところが、サイトの質とかかわります。
◆2010年
いつも以上に多くのサイトが封鎖となっています。日本のNEXTMUSIC、海外ではGarageband.comが7月で終了となります。Audiostreet.netもランキングが2月で止ったまま、かろうじてサイトは動いている状態でしたが、その後なんとか再開。myspaceCDなんかも終了が決まりました。
◆2008年
最も普及したのがMySpaceでは困ったもんですが、純粋な音楽サイトは現状維持。ローカルな音楽サイトは、もう探すのも大変なくらい乱立してる。
◆2007年
4月に入ってmixposure.comは休止、しかし7月に復活するも再度ダウン。日本のmuse-freeは停止。
国内では、年間1万円前後の料金を取るサイトがポツポツ出来ていますが、お薦めしません。儲からなければ、切り捨てという可能性が大きいし、成長するとも思えません。人が集まるのは、やっぱり無料サイトです。
◆2006年
旧MP3.COM崩壊後、同時代のBesonic(その後復活)、vitaminicは閉鎖。新参組は、そこそこ続いているようで、現状維持。新たに目に止ったものが少々。2004〜2005にかけてできたような。MP3.COMとGarageband.comが相次いで仕様変更も、ベストには至らず。
下記サイトは、消滅しているのも多いのですが、ネットでの歴史という意味で残しています。また、情報は、必ずしも最新ではありません。
DJという文字が入っているように、それっぽい音楽サイトなのがジャンルを見るとわかります。
曲数制限などは、登録時に見当たらずで不明。ソフト販売などもあるようで、中にはメンバー(無料)だけに落とせるVSTもあるので、そのへん要チェック。WindowsMEでは不可だったので、詳細は不明。
音楽とビデオが可能なコミュニティサイト。
容量、曲数等に関する記述は見当たらず、なので、ここも無制限みたいです。純粋な音楽サイトとは違い、ジャンルごとのチャートもなし、DL数の表示もなし。これといった特徴はないですが、地味ながら続いている感じ。
英国の音楽サイト(アマ専)。シンプルで見やすい。チャートはTOP40。
登録は最も簡単な部類。
一通り内容を見ても、曲数は無制限、容量は250MB。
曲の登録時にはブラウザを選ぶので、旧製品は不可。ネスケ、mozillaはだめですが、Firefox、IE6以降で可能です。
曲再生はFlashPlayer。
Currently amazingtunes.com only supports MP3 files. However, we know
quality is important so we’ve ensured that file size isn’t an
issue. The maximum file upload limit is 250MB and there are no limits
to the number of songs you can upload.
http://www.vmix.com/
2007年3月メール案内にて。ACMEnoise.comが新たに作った音楽コミュニティサイト。
一般的な音楽サイトというより、myspace.comのような形態が、これからの流行というところでしょうか。ACMEnoiseは、あまりパっとしない状況で、曲当たり7MBという制限もあるのですが、このvmix.comは、Unlimited
uploads of
MP3s、と、無制限。ビデオもOKで500MB。1曲当たりの制限もないようです。mp3のビットレートの制限もないようで、192kbpsをアップしたら通過しました。ただし、即時ではなく、承認待ちがあります。
2008年5月、終了。
2007年1月、おさそい案内のメールが来ましたが、最近できたというわけでも、なさそうです。
残念ながら無料で2曲だけ。容量制限はなし。ストリーミングとダウンロードを別にアップする仕組みで、これは少し面倒ですね。
専用フラッシュプレイヤーで試聴。これは軽快です。わりと今時のインディーズバンド中心ってかんじでしょうか。
何で、ここが出てないのかと思われた方もいるでしょうね。取り上げなかった原因として、
まず、ひとつは、Windows Media format (.wma, .wmv or
.asf).がデフォルトであること。これは、他のサイトにはない特徴です。
それから、acid製品色。このソフトでないとダメという事もなく、他のサイトと同等なのですが、何となくイメージ的に敬遠していたところはあります(^
^;)
もうひとつは、少し前までmozilla系で再生できなかったこと。ユーザーが増えている事もあって対応したのでしょうね。
1ファイル、20MBの制限以外は、曲数の制限もないようです。
リミックスコンテスト等もあり、活発なサイト。個人的にはアカウントは持っていますが、曲は上げていません。
(2006年11月)
http://www.acmerock.com/
ACMEnoise.comという名前だが何故かURLはacmerock.com。
旧MP3.COMのメンバーが開設という事だが、Michael
Robertsonではなく、
Derrick Oien (former CEO of MP3.com), Joe Fleischer (Senior Marketer
for MP3.com) and Ian Miller (Manager of Web Dev for
MP3.com).という人たち。
サイトは、あまりパっとしない。ひょっとして仮死状態とか思ってしまう;;
音楽サイトでの3曲制限という壁を作った旧MP3.COMではあるけど、ここは曲数制限の項目が見当たらなかった。試しに4曲アップしたら通過。
曲当たりの容量が7MBという制限のみか。
試聴、つまり、ストリーミング機能がない!ダウンロードだけ。
2007年、12月、とうとうサイトを閉めることになり、2008年終了。
こちらは2曲制限。承認に時間がかかるというのは共通。
曲数は無制限ですが、容量は50MBしかありません。
アーティストとリスナー別々のアカウントが必要。
4曲まで、1曲当たりの容量は8MB。全体的にフラッシュ多用だが見やすい感じ。
試聴もフラッシュプレイヤーだが、やや遅い。
メールによる案内がきました。(2005年5月時点)。
無料での楽曲は2曲まで、容量制限は1曲当たり8MB。
特徴は、批評に力を入れているところ。RATINGもページ内に大きく表示されます。
他人のレビューを5つ書くと登録曲が増えるようです。Garageband.com形式。
その後、崩壊して、サイトは身売りされ、別な会社が取得。2008年現在、以前のアカウントは消滅させ、新たなサイトとして開始されたようです。
名前は同じだけど、システム、その他は別サイト。
SNSですが、音楽サイトの顔も持っています。当初フリーで4曲、これが10曲になり、2010年現在は25曲までアップロード可能。1曲の容量、ビットレートは無制限です。
音楽だけでなく、様々なサービスがあるので、一般的なサイトとして活発というか、社会問題に発展するほどあちらでは有名になってしまいました。音楽ページは、組込型ストリーミング再生で、ページに入るだけで自動再生されます。ちょっとありがた迷惑ですねえ。
ジャンルごとのチャートとか音楽サイトで普通のものはありません。
日本語に対応、というか、国内運営となり、WindowsMEでは、表示すらされなくなり、ログインもできず放置です。
ブラジルの音楽サイト。
フリーで2曲まで、ですが他にはない特徴が2つあります。
まずは、1曲の容量が無制限。
そしてmp3のビットレートも無制限です。
サイト経営が、おおらかなんでしょうか;;今後は分からないですが、
このサイトの良いところです。
放置状態になると思っていたのですが、ぽつぽつとDLがあります。
注意!エラーガード系のスパイウェアがよく出ます。【貴方のPCにエラーが】等の表示に注意してください。
エラーはありません。全てウソです。勝手にインストールされたりもあるので、絶対にクリックしないでください。
NO、というのもだめです。
X でウインドウを消してください。消しても更にサイト表示がでますが、これもXで消します。
soundlift.com
旧ic-musicmedia.com
callasong.de(この他多数、国別あり)
2004年スタート、2005年に名称がic-musicmedia.comからsoundlift.comに変更され、URLも変りました。
ドイツの音楽サイトですが、soundlift.comは英語版で、楽曲登録は自動的に独語版のcallasong.deに反映されます。
サインアップは、登録時と、曲のアップで2度。契約内容は、もちろん著作権保持で、他のサイトと変りはないですが、やや、複雑。Download.comのような、まごつくものではなく、流れはスムーズです。
無料組は10曲まで、ビットレートは128kbps以上。
容量の制限は1曲当たり20MBで標準的。
曲はアップ後、30分ほど待たされるみたいです。
ダウンロード状況のデータ、当初無かったのですが、その後、可能となりました。
2006年現在、OMSグループのような形式になり、プラットフォームとして多くのサイトが加わっているようです。
ドイツ中心のようですが、欧州系で広めていくのでしょうか。このことにより、一つのサイトに登録すれば、他のサイトに自動で登録されます。各々のサイト別にチェックができるので、表示させない事も可能です。また、連携はしているが、表示されない所もあります。
★Audiostreet.net mixstreet.net
2004年3月、昨年(2003)のMP3.COM解体時に後釜を狙って開始されました。
スタイルは、良くも悪くも末期症状時のMP3.COMそっくり。ジャンルが殆ど同じという事をみても分かります。
無料での登録曲数が3曲まで、それ以上は有料組。アップロードは直に反映されます。
1曲は15MBまで。ビットレートは自由ですが、サイトに反映されるのは128。
つまり、再変換されます。
ジャンルごとのランクは日/変化で、トップ200まで表示されるのは有り難いところです。
見た目も分かりやすいサイトで、3曲制限さえなければベストなんですが。
1アカウントで複数バンドの登録が可能です。3曲制限は1バンドに対して。
Artist Statistics Reportは全体、曲ごと、順位など詳細。日単位で更新。日本時間で午後3時ぐらい。面白いのはエクセル形式でDLの記録を保存できること。これ、よいです。
2005年1月17日、サイトリニューアルが行われ、だいぶ形式が変りました。
大きな変化としては、1アカウントで複数のバンド登録が可能ですが、ページ内に、そのアカウントユーザーの保持するバンドのリンクが表示されるようになりました。
誰がどんなバンドを複数持っているのか分かってしまうわけです。
それから、個々のアーティストページに、ランクの表示がされるようになりました。
曲ごとの画像は廃止されたようです。表示が簡潔になりました。
同名バンドが整理されたようです。これは、name1、name2のように同じ名前を少し変えただけで多数の曲をアップしていた人。けっこういましたDJなんとか、というようなのが。
バンド名がまったく違い、ジャンルも異なっているのはセーフ。
mixstreet.netは、DJ専用版というところ。
DLは、メール登録が必要、試聴はナシでもOK。2006年6月、ページ内の移動も登録が必要になりました。
2010年2月時点でチャートが止り、更新されない状態が続いています。何等かの経営困難状態でありながら、サイトだけは維持しているのでしょう。
2006年5月、無料で200MBまでアップできますが、チャート表示はなく、人目に触れてレビューされる事もないようで、倉庫的?。最初は喜んだのですが、音楽サイトとして活性的な部分に乗らないのでは、アップしても何のためだか、という事になりちょっと残念。
旧仕様は下記の通り。
You have completed the song recovery authorization process. Your song pages are now active, but the actual audio will take a few days to be transferred and re-encoded for streaming. Meanwhile, your songs will show up on your band profile page as "transferring", and your song info will be available for editing. We'll send you an email when the recovery is complete. Welcome to your new GarageBand.com home.
Trusonic
からのメールでGarageBand.comと組んでMP3.COMを復活!
まずは、Trusonic について説明します。
2002年にMP3.comは、店舗、レストランなどに音楽を配信するサービスとしてTrusonicを設立。MP3.COM解体後は独立。
その後、旧MP3.comが保有していたアーティストの楽曲150万曲のライセンスを買収したようです。
つまり、楽曲ライセンスと、ドメイン(MP3.COM)を別々の会社に売ったのですねえ。
そして、Garageband.comと組んで再出発という事になります。
Garageband.comとは?
1999年10月にサンフランシスコで、Tom Zito、Amanda Lathroum Welsh
PhD、それに元トーキングヘッズのJerry
Harrisonという3人によって設立。
日本では、あまり名前が出てくる事もなく、MP3.COMの影でローカルな存在だったのではないでしょうか。しかし、ここ、実にユニークな存在で、例えば、アカウントを取って、曲をアップするためにはそのgarageband.comに発表されてる曲を聴き、レビューしないとダメだ、というシステムです。いやなら、お金を払って有料とか。今回の移転組も、これが適用され、批評を書かないと、新曲UPができません。これ、良いのですが、なにせ英語ですから;;
批評は、1回につき2曲です(これを15回で、最低30曲のreviewが必要、ちょっと諦め気味;敷居が高い〜)。少なくとも15以上の単語を使いなさいと。2曲めにチェックがあります。これは、貴方のマークというのが左にあって、右の項目から同じものを選びなさいとあります。
猿以上の脳味噌があるかチェックしてる(^ ^;)
のではなくて、自動でやられるのを防ぐためでしょうか。
批評はそのまま、グループのページに表示されます。うっかりした事書けませんねえ、こっちのアドレスも表示されますから;
さて、送られて来たメールをクリックすると、以前MP3.COMに登録していたバンド名がずらりと表示。まちがいないです。こんなことはアカウント買い取りしないとできないですから。
Garageband.comはロック系オンリーのようでクラシックジャンルはありません。イージーリスニングもなし。
UPして気がついたのですが、
Which of GarageBand.com's Advisory Board of pro producers would you
most like to check out this track?
というのがあります。どのプロデューサーにチェックして欲しいかですって。
メンバーは以下の通り。
Sir George Martin/Jerry Harrison/Pete Anderson/Joe Boyd/Greg
Calbi/Joe Chiccarelli/
Karl Derfler/Jim Dickinson/Steve Earle/Brian Eno/Bob Glaub/Steve
Hague/Ted Jensen
Dave Jerden/Stiff Johnson/Kashif/Paul Kolderie/Clive Langer/Nick
Launay/Steve Lillywhite
Steve Lironi/Jay Mark/George Massenburg/Doug McKean/Rick Nowels/Tim
Palmer/Scotch Ralston
Bob Rock/Johnny Sandlin/Chris Sheldon/Sean Slade/Caleb Southern/Ed
Stasium/Philip Steir
David Vartanian/Mervyn Warren/Dave Way/Matthew Wilder/Alan Winstanley
なんとジョージ・マーチンの名があります。
英語が得意でレビューが書ける人は挑戦してください。
2010年6月
(action required) If you want to continue to make your music
available for streaming or download on iLike.com and the iLike
application on Facebook, please go to iLike.com and login with your
Garageband username and password by July 15th, 2010.
という内容のメールが届きました。7月で終了のようです。iLike.comへ譲り渡しになるのでしょうか。
思えば、MP3.COMから音楽データを受け継ぎ、この世界での標準となるべき存在でしたが、有料メインの方針で、結局は”鳴かず飛ばず”という状態が続いていましたので、閉鎖に驚くことはありませんでした。音楽サイトが存続していく事の難しさはありますが、運営方針のミスが大きいように感じます。
CNET
が旧MP3.COMからドメインを譲り受け、商業音楽専門でスタート。
2006年春、アマチュアでの登録が始まりました。
形態はDownload.comと、ほゞ同じ。100MB。その他、画像領域として10MBというのが付け加えられました。Download.comとは違って、曲の自動削除も可能です。
曲の承認は48時間以内という事ですが、少なくとも48時間以上〜1週間。
ユーザー専用ページはありません。チャートも、お飾り程度。これは多分、CNET
の体質かと。
プレイ・DL数は2006年秋、プレイ画面に表示されるようになりました。
2009年3月で、終了。MP3.COMという名前を受け継ぎながらも、結局、何も起らずでした。
We have some important news to share. On Tuesday, March 31, 2009, we
will begin redirecting all MP3.com artist pages and category doors to
corresponding pages on our sister site Last.fm.
Last.fmへの移行を即していますが、自動で移してくれるわけではなく、新規にLast.fmへ登録です。
download.com
2005年12月、50MBから100MBに容量がアップされました。MP3は192kbpsオンリー。当初は、ダウンロードのみでしたが、現在は試聴(フラッシュ組込再生タイプ)可能。
アカウントやアップの設定が、ややこしいく、曲のアップも、かなり待たされます。
2004年暮に、いろいろ整理されて多くのアーティストが表示されています。
しかし、自分のログインページ(裏の)とかは無く、音楽サイトとしては、やっと片目があいたような感じ。
自分の曲がどれくらいDLされたかは標準(表の)ページで表記されるのみ。
表示は週単位で更新。
曲のデリートは、web上で出来ません。メールで受け付けるのみです。
2006年現在、そのメルアドも繋がりません;;
曲の承認が遅く、完了しないと、再アップもできなくて困ります。
承認された後も何故かアップできたり、出来なかったりで不安定。
2009年3月、閉鎖が決まりました。ま、当然でしょう。
mp3.com.au、これはオーストラリア(豪州)のMP3サイト。以前からある組。
一見、よくある音楽サイト。見た目もよくできてる。しかし、一歩、アーティスト登録して、曲アップ完了を狙うと、そこは難解なRPGみたいに右往左往。何かが違うのです。仕組みが。
しかし、まあ、一通りみた感じでは、曲制限も容量制限もないようで、それが長所かな。
mp3は128kbps44.1kHzオンリー。
当初、試聴ではWMAのみでしたが、その後mp3となりました。2007年5月現在、ブラウザがIEでないと試聴できません。
通行人は少ないです。サイト運営的には豪州内を優先する方針。
連携:http://www.mp3powered.com/は、統一されau側へ行くようになりました。
2007年8月、サイトリニューアルでデザインも一変しました。これがなかなか良い感じです。試聴も正常になりました。
www.amazon.com
残念ながら無料アーティストは中止となりました。
I'm sorry, but at this time we have decided to discontinue our upload service for users that are not members of our Advantage
さすがに商業サイト、即、お金に結びつかないサービスは無意味という判断でしょう。
中止の案内もなく削除、問い合わせてやっと分かりました。海外の無料サービスでは、よくありますが、印象悪いです。
今後は、年間$29.95を支払うアーティストのみとなり、CDを売る方向性。
最良から最悪への転身でした。
ここは、無料で曲数制限は7曲まで。サインアップの記述で、住所と電話番号まで入力しないと先へ進めません。これはちょっと気分悪いです。試しに”no”としたら、先へ進んだので、そのまま登録(^
^;) 。後で削除されるかも?。まあよいけど。
自分のページには、メルアドが表示されてしまうので注意です。
mp3は128の固定モードのみ。oggにも対応してるようです。
statistics、ですが、曲名:数字、という簡単なもの。
サイト内では、厳密なチャートはないので、ジャンルで選択するしかないようです。
当初無かった試聴モードが付きましたが、ブラウザによっては機能しない場合がありました。
音楽サイトとして必要なもの、試聴側+アーティスト側、どちらも足りない部分が多いです。
Funender.com/F3music.com
無料で15MBまで。1時期、20MBになり、15MBに戻り、2006年7月に30MBにアップされ、8月には15MBに戻りました;;
なんと日本語に対応しています。驚きました。アップロード画面等が日本語で表示されるのです。曲のアップが終わると、”成功!”とか表示されます(^
^;)
残りメモリも表示されたりで、親切ではありますが。
特徴として、アップする曲は、HiFiとLoFiの2つを自分でアップする事が可能です。
HiFiには128kbps(当初98kbpsでした)という下限があります。上限は無いようです。
LoFiには24kbpsという上限があります。かなり小さいMP3ファイルにしないといけませんが、LoFiは後で自動作成が可能なので、アップしないでもOK。
曲は瞬時に表示されます。これも画期的。試聴チェックは無いのでしょう。
ジャンルはもうすこし詳細が欲しいところ。
なお、1個人による複数登録は禁止されていますが、別バンド名ならチェックされる事もないでしょう。
......その後、完全なチャート制になったようです。そして、ステーション機能が追加されました。
2006年5月、無料アーティストでも楽曲に価格設定することが可能となりました。
2008年5月、サーバートラブルでデータ消失。サイト終了となり、新たにF3music.comとしてスタート。内容は継続されない。アーティスト登録はすべて最初からやり直す。
【F3music.comの内容/Free Account】
Disk Space:20MB
MP3 Bitrate:128 KB
Upload Size:10MB
という事で、以前とほゞ同じ。15MBが20MBになった程度。音楽サイトとしての魅力はなく、再度アカウントを取る気にはなれなかった。
ここは当初10MBまで(128kbpsのみ)無料アップが可能で、それ以上だと有料となっていたのですが、現在(2004年12月)曲数、容量、無制限となりました。
ただし、1曲について、アップロードは10MB以下、MP3は128kbpsだけという制限。
How many songs can I upload?
Currently we don't impose a limit on the number of songs you can
upload. Most of the bands present 3 to 5 songs on their music
page.
たまにFAQ等を見るようにしないとだめですねえ。
容量10MBでは、嫌われて当然、その辺を悟ったのでしょう。
標準的には3〜5曲というのは牽制でしょうか(^ ^;)
サインアップは書き込む欄が多いですが、なしでもOK。
複数バンドの登録が可能です。
アップロードで%表示されたりするのは、ここが初めて。表示は24時間以内というので良い方ですね。Lofiサウンドはすぐにチェック可能。
アーティスト名は、既存のものは使えません。チェックされます。ドメインと同じで早い者勝ちという事でもあります。
Artist Statsの表示画面が旧MP3.COMそっくり!
一応、ここがメインかな。
一応登録しましたが、アカウントだけ。最初に登録完了後、もう一度バンド名ごとに登録します。再度、案内メールが来たので覗いてみましたが、試聴からして全曲は聴けず、完全なDLは全て有料というものです。ある程度、知名度が上がらないと、お金払って聴いてくれる人はいないでしょう。無料で5MBまでです。少ない;;
その後、閉鎖したようです。
ここも完全に有料です。無料は無しで、お金を取れるバンド専用。これも閉鎖。
MP3.COMからのデータ移転を目論んでいたのですが、だめだったようです。サインアップ内には移転に対するチェック項目もあります。現時点では未確認ですが。
このPrimetonesというサイトですが、なかなか解りにくいとこです。
どうやら無料ダウンロードではなく、有料で売るような感じ。
試聴がリアルオーディオの最新バージョン入れてないとダメだし、MP3.COMの代役は無理かな。一応、登録だけしました。(2003.11/29)
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2005.7-29、サイト全面リニューアルという長いメールが来ました。
完全な有料化、4.95ドル〜349.00ドル。末期症状でしょう;、その後、閉鎖。
Artistserver.com
Electronicscene.com
2つは姉妹サイト?ほゞ同じです。登録は無料でメンバーになれますが、曲をアップできるのは有料メンバーだけです。
試聴はよいかも。聴くだけなら、メール登録も必要なし。(2004)
その後(2006年現在)、artistserver.comに統一しリニューアルされました。フリーで3曲までとなり、標準的な仕様となりました。
音楽サイト乱立状態の中、有料のみは苦しいのでしょうねえ。
2007年8月現在、曲数が無料組みで5曲に増えました。
このサイトは上記のように、ひどい;状況でスタートしましたが、音楽サイトとしては劇的に変化しています。
今のところラジオ再生はないですが、曲の直リンクも可能で、専用のタグも用意されています。ただし、直で聞けるのは登録ユーザーだけで、他のユーザーはサイトへ飛ばされます。無登録でもダウンロードは可能。
2011年現在、多くが消え去るなか、生き残っています。わりと支持されているようです。
無料で15曲まで登録可能。けっこう日本人も増えてます。ユニークなのは曲を聞いて上・中・下というランクを試聴者が付けること。登録メンバー(試聴ユーザー含む)だけですが。
で、だれが評価したかも分かるようになっていて、その人のページへ飛ぶこともできます。
つまり、自分の宣伝のために、たくさんのアーティストへ上評価クリックする者もいるわけです。
最近、リニューアルされてます。
2005年2月現在、休業中です。フォーラムのみ運営されています。
2006年4月、新規再開となりました。
もう、だめだろうと思っていましたが、継続ではなく、まったくの新規みたいです。
以前の登録組も、再登録が必要。
Startup offer until June 31st., 2006:
Songupload of up to 15 Songs!
(normal: up to three songs)
と、いうことで、6月末までに登録すれば、15曲まで可能。それ以降は3曲。
無料で25曲まで登録可能。各国ごとに独自の言語でページを作る事が可能。日本語は無しですが。最近、窓口狭いです。新曲のアップができない等。恐ろしいフラッシュ版広告が出たりしましたが、現在は無くなってます。広告は多い方。(2004年春時)
2005年11月現在、ログイン不可が続いています。
サイト運営に消極的な気がします。
2006年現在、消滅しました。
ここも大手の音楽サイトなんですが、私の英語力では、ちょっとわかり辛いです。
というのも、権利の放棄という箇所があって、気になるのです。他サイトでは、こんな言葉が出てくることは、まず無いので。
無料で75MBという設定です。
無料で3曲、それ以上は10$ p.a。試聴はpluginsが必要なので、ネスケ標準だと無理。IEはOK。もう、3曲オンリーは登録する気力なしで、詳細はわかりません。
CDを売る、という方向でしょうか。ローカル色強く。アクセス期待は薄。その後、閉鎖。
無料で1曲、有料でも3曲という、方向性を見失ったサイト?
1年間は無料とかあるようですが、無用。
国内のアマチュア音楽サイト
さて、国内の大手というと、ここですね。海外サイトとの比較で何が違うかというと、すべてローカル指向だということです。
日本語オンリーで、海外からの試聴は個人サイトのリンクで呼ばない限り無いです。
ジャンルが乏しいのも特徴。ロックだとかラテンだとか一般的なジャンルに特化していて、ネット音楽の普及と共に細分化されていった事などは、まるで頭に無く、重要視されていません。
ジャンルは、分類・整理という意味において、聴く側に対する親切さなのだけど。
総合的な音楽コミュニティサイトで、アップロードはオマケ的でしたが、いつのまにか1000MB(1GB)という容量アップになり、音楽サイトとしては個性的な存在となっています。ただ、ここへ来る人というのは、作り手の側で、一般ユーザーが音楽を聴くために来るサイトとは異なります。(聴くことはできますが)
アマの音楽サイトの入口、つまり、登録者は作り手、公開という出口では一般の非登録ユーザーが対象となります。その点、musictrackは、入口に加え、出口も作り手側という閉じた環境という色合いが強く、それが、どう作用するのか、というところでしょう。
開設時の運営者は新しい音楽サイトの形態と思っていたようですが、これといった新鮮味もなく、閉鎖、身売りとなり、2009年に再出発。
現在はニコニコ動画と連動する形で維持しているようです。制作者としては、あまり魅力を感じることはできないです。
nextmusic、pc.mop.tv、muse-free.com等は消滅。