VST-effect
Main Today's SoundFont VST Synth VST Effect Free Soft BBS / blog Music Mail
Nick Crowのサイトは閉じたままですが、こちらはTubeDriver
v0.961の前バージョン。別サイトにありました。
単なる旧ものではなく、見た目も中身も別。シンプルでありながら、ナチュラルな効果が良好。BOOSTスイッチを入れると変貌するのは、BloodOverDriveを彷彿させる効きがあります。Filterも良いもので使えます。GUIも好み。
最初が原音、次に、ややドライブのかかった音、そして、BOOTスイッチON、フィルター絞り、最後に原音。
Shifter
音程のシフトです。3バンドでEQ付きというのがユニーク。これが的確で、音程を変化させるのだからEQ処理は理にかなっているとも言えます。面白い効果になりますが、ややショートディレイっぽくなってしまうところがあります。GUIも良く、見やすいのですが、ツマミのマウス操作はイマイチか。
TESTSOUNDでの設定は画像の通り、3バンドの1が原音、2が1オクターブ低い、3が同高い。再生は1〜(1+2)〜(1+2+3)〜(1+3)〜1という順です。
Fr_Vocal_Remover
(SynthMaker)
Vocal_Removerは、ボーカルをカットするというものですが、正確にはセンターに定位する音は全てカットの対象となります。
位相により左右の音を相殺して消去するもので、左右チャンネル両方にある音(つまりセンター定位)が消去されます。
それでも僅かに音は残りますが、このソフトは微調整が可能で、かなり出来の良いものです。
ちなみに、センターをカットするには、ミキサー側でステレオ音源をモノラルに設定(PAN)することでカットになります。
モノラルにしないで、ステレオのままだと、位相操作によるエフェクト効果となるので、これは別な意味で使えるものでしょう。
Fr
reverber1.1
SynthMaker製シンセ等にも質のよいリバーブが付いていたりするので、試してみました。設定は最低限で、簡易に使え、実用的にも問題ないです。Omniverbと比べると、やや硬質な感じでしょうか。SynthMaker製は重いというのがあるので、その点を注意しつつ。
(サイト消滅)
複合エフェクトですが、普通じゃないです。6 effects
(gate, crusher, filter, flanger, delay,
reverb)これが、まず、シーケンスパターンとして描け、右バーで、その出現確率(つまりランダム)が選べるというものです。
構成は複雑で戸惑いますが、意外性指向のエフェクターとすれば、常時使うのではなくても、何でもありの感覚で遊べるでしょう。
Delay+Filter等の複合もの。質的にはSynthEditの範囲で、どうという事はないのですが、デザインが素晴らしい。操作経路も良くて、明解。GUIだけでなく、サウンド加工のデザインも良いのです。
画像は横長なのではなく、2画面の切り換えを並べたもの。
PAN操作です。それだけです。ステレオヴォリューム調整にもなりますか。ステレオトラックなどでは、左右独立にPANがあるので、これを使えば左右同時に操作できるわけです。けっこうPAN移動で不便な思いをしていたので、こういった簡素なものは有り難いです。
以前は何となく普通かなとパスしてしまったのですが、今回改めて検証。
2つばかし起動できないのがありましたが、気にいったのを3つ。
最初はReaDelay、これは、操作性が良いです。リズムの変更なんかにうまくマッチして使えるなあと。
質感の操作も抜群に良く、勝手に、どこかへ跳ねて行ってしまう;ことなくポイントが探れます。
次はReaFIR、一見、EQのようですが、FFT based dynamics
processorという事で、周波数帯域を強調したり、抑えたりするもののようです。ある周波数領域を強調したい時、EQでやったりしますが、それより遥かにシャープで鋭い切れ込みになります。これには驚きました。こんなのが欲しかったのです。元来持っているサウンドの質を、根っこから変えてくれます。
プログラム処理量が多いのだと思われますが、遅れが出るので注意。
波形編集画面をみると、かなりズレが出ているのが分かります。使用環境にもよると思われますので、FFT
size(4096)を変えて様子をみてください。このsizeで変化します。
TEST
SOUNDは最初が原音、その後、周波数ポイントを移動している様子です。
最後にReaXcomp、Unlimited band
compressor、帯域別のコンプで、これまたサウンドの質感変化が鋭く、いわゆるコンプの登場場面だけでなく、応用範囲は広いのではと。
Chorusは、使い馴れて質的に良いものがあれば、他はいらないという領域でもありますが、これは、ゲートとオートパンが特徴的です。ゲートは、あまり切れやスムーズさはないですが、それなりに。オートパンはコーラス的な揺れではなく、単体オートパンのような動作なので、コーラスで小さな揺れ、オートパンで大きな揺れ、みたいな感じが面白いところです。
コーラスの掛かりは、わりと静かな方で、シンセのPAD系で働いてくれそう。
Cableguys-Filter
Shaper_1.0_Alpha_1
以前にVolumeShaperの方を紹介しましたが、こちらは、それにフィルターが加わったものです。制限は前と同じで単独起動のみとなります。VolumeShaperとFilter
Shaperの同時起動はできません。
肝心のフィルターの性能ですが、申し分なしで優秀、使えるなあという感じになってきました。
VolumeShaperは、一応、ゲート類ですが、小節間の音量調整であり、それにフィルターが加わって効果的なものになりました。大きな変化を求めるだけでなく、ちょいとした微調整としても使えるでしょう。
マウスの左クリックでポイントが作れ、右クリック×2で消去。右クリック×1でラインがシャープになります。とりあえず、この基本だけで、かなり使えます。
この手のものは、いくつかありますが、設定しやすさ、という点で1番良いかな。
TESTSOUNDは、最初はノーマル、次に画像の設定で、ノリのアクセントを強調しています。また、スネアはタイミングをちょいとズラしているのですが、シュワっとくるのが面白い効果。こういった事も可能です。
実際には適度な加減でやるわけですが、単純なドラムループに変化を与えることができます。
2011年現在、v2になり、有料版となったため、Freeでの配布はなくなりました。
GUIなしで30種類のVST-effectがセットになっている中の1つです。
Dynamics - Compressor / Limiter /
Gateという表示の通りではあるのですが、3種類を合わせれば必ずできるサウンドとは思えず、このVST特有の個性であるし、また、ポイントを如何に得るか、という点でも特徴があると言えます。
例によって、あれこれツマミを動かしている状態。最初は原音。原音自体加工済みですが、更に変化していく、というのがミソ。アタックの強調と潰しが簡単にできます。試聴では、わりと早くツマミを動かして変化を大きくしていますが、中間的、微妙な変化が得られ、これが使えるところ。
(SynthMaker)
Clipping
Effect、要は、歪効果なのですが、上下のバーで狭められる視認が面白いです。いっぱいに広げたり狭めたりすると、デジタル再現音の余裕が、よく分かります。ブースト効果もよく出来ています。
GUIは小さく、画像をやや大きくした程度。
シンプルなOverdrive系ギターエフェクト。DRIVE、TONE.、VOLUME
だけでGUIなし。これは、かなり的を得た感触で、これ以上の何が必要かというぐらい納得してしまいます。
DLはforumから直ですが、TubeDriverのサイト。
その後、サイト消滅ですが、別サイトありました。GUIはありません。W2Kでは動作不安あり。
ステップゲートは、よく取り上げますが、使う頻度が多いわりに、これだという決め手に欠けるのです。それは、多機能とは別に、如何に素早くサウンド処理ができるか、それでいて、効果として納得がいくか、ということになります。
Chopperは、ステップ処理が簡易であると同時にDecayで音の成り立ちを加工でき、Delayでステレオ効果も可能という、なかなかの優れものです。ステップゲートは、音の抽出とは逆に、部分を抜くという使い方も大事です。
その後、これを使う頻度は多く、effectでゴチャにしてから、もう一度リズム再構成等で思いがけないものを狙ったりで重宝しています。
Transient Controlのようで、また、このTransient
というのが解り辛いのですが、音の立ち上がりと関係があるようで、その辺はTESTSOUNDを聞けば理解できると思います。GUIなし。SpexTransientとの類似性は、ないようです。
アタックの抽出、あるいは引き伸ばしてコンプと同等の効果を得ることができますが、その効きが鋭いです。
TransientShaper(VST Plug-In
Bundle)と同じ作者で、高機能版というところでしょう。
最新は2008年2月15日20:29ですが、うちの環境ではツマミを動かしても何の効果も無し。空状態なのです;;
2008年1月31日17:12に戻しました。(forum内からDL可能)
最初に原音、その後、あれこれツマミを動かしている状態です。
forum
汚し系エフェクトですが、潰すのではなく散乱状態というか、ドラムにかけた場合、高域がパラパラと割れて飛び散る音とでも表現しますか。この高域成分が、なかなか良くて特徴的。原音と合成するより、エフェクト音のみで味が出るような。Float
Crushと同系。
同サイトのFilterは、あまり特徴がなく見送りです。
ディレイなのですが、ちょいと音を出してみると、ステップゲート的な感触なのです。Tremolo mit Delay.という名前の通りですが、その狙いが効果としてみごとに的中というところでしょう。ホスト側と同期して走らせる事ができるので、ゲート(BTS Stereo Chopper等)との兼ね合いでも効果が得られそうで、こういう時にはこれ、という意味で覚えておくことになりそうです。
Saturationです。2008年最初は、なかなかの優れもの。SynthMakerですが、内部パーツはアセンブラで書かれているとのこと。単にSynthMakerでの組合せではなく、自分でパーツを作ってしまえば、独自のものが出来るわけですね。
アセンブラは、C++等と比べ、より小さく、速いプログラムが可能なので、(zero
latency processing, low CPU usage )というのも、うなずけます。
実際、試してみると、効きの良さに驚かされます。saturation
は、音圧上げとは違い、独特な飽和感が特徴で、微妙な効果が得られます。
ここ最近、優秀なものが出ていますが、これはGUIもあるし、ベストといえるものでしょう。
band pass filter modulated by a "Fractal"
LFO、フラクタル理論によるLFOとフィルター。
小刻みに動くワウみたいな感じですが、リリースタイム(減衰)が少ないと、あまり効果なし。動きとしてはPhaser
やFlangerを連想しますが、全体で、うねるような動きではなく、面白い効果です。
GUIなしのRingmodulatorです。フィルターやコンプなどに比べ、圧倒的に需要が少ないと言ってよいでしょう。鐘の音ってのは変形としては実に面白いもの、特徴的ではあるけど、使いみちは、まだまだ未知数。
このVSTは、単純な3つのバーから成っていますが、リングとしては一番上のもの。ドラムが段々と金鍋になるようで面白いです。
後の2つはモジュレーション。パーカッションに、ちょいとかけてみるのも良いかな。
analog style modelled signal
designer、ステレオ操作系なのですが、MIDとSIDEによる位相操作との兼ね合いとなります。
MIDはミックスされたモノラル部分、SIDEは位相相殺による左右の音。それぞれON/OFFがあり、単独ではモノラル、両方ONでステレオになり、それぞれの加減が調整できます。この辺のミックス具合は良くできています。
ただし、ナチュラルなステレオ感を目的とするものではなく、どちらかと言えば、センター部での強調や、より、アクティブな音作りが本業かと。(KVR
Forum )
最初、原音、次にMIDのみのモノラル〜SIDEのみ〜ミックス〜、あれこれ操作、という順です。
Stereo
Enhancer、デザインが気に入りました。音を出すと、ちとうるさい画像になります。
質的には、SpexEnhancerに及びませんが、モノラルまで可変、Loudnessが特徴でしょうか。
低域で歪んでしまうのが残念ですが、Spexとは違うクセを掴んで使えば、役に立ちそうです。
音圧が、やや薄い感じなのは、位相操作みたいで、モノラルにすると、音量が減ります。この点も含めて、逆にSpexEnhancerの良さを再認識したりします。
汚し系、通常はイヤなデジタル的なノイズを逆手にとってエフェクト化すると、どうなるか。
加減が出来ることにより音を探す、というのがLoFiにも共通しますが、効果の面白いところでしょう。
最初が原音、次にエフェクト、Float CrushにPhaser をかけています。
下記と同系をもうひとつ。特徴は、ステレオであること。そして、SMOOTHというのがあり、ラインを緩やかに(直線に近く)する事ができます。
山の大きさを手動でやると、微調整は大変なんだけど、これだと便利。ホスト側とリンクせず、独自の回転もできるので、効果として面白いことも可能。操作も簡易に把握できるので、良いです。
SynthMaker製で、やや動作が重いところはあります。
Cableguys-VolumeShaper_1.0_Beta_1
これは番外編ということで紹介します。有料なのですが、ベータ版で、単独起動以外は制限なしというものです。
ベータ終了時には、なくなるようなので、落とすなら、お早めに。一時的フリー状態でしょうか。
機能は、波形を操作できるゲートで、Alligater、StormGate1と同系と言えますが、全体のパターンを組む、というより、1パターン(1小節)の詳細な変化が指定できるのが特徴。用途的には、別種として住み分けられるとも言えます。
リズムパターンとして使うなら、StormGate1の方が把握しやすいので、ボリュームコントロールとして、パターンを組みたい時に重宝しそうです。
Spexと同サイトから、別なVST-effect。
Bass
Punch ☆: 低域のブーストですが、かなりの重低音がアップできます。
Cortex_0_13 : モノラル・ギターアンプ、ギターの帯域を強調したもので、そこそこ。
Notcher ☆: Phase
Shifter系、回転せず、バーでゆっくり変調される。これは、なかなかのもの。
Crazyator : Flanger。
OldCab_2 : モノラル・アンプみたいだけど、敢えて、アンプをマイク録りするかのようなLo-Fiの質感。
Spartacus ☆: ステレオエンハンサー、左右の時間差ではなく、位相変化のような音ですが、相殺はなし。ヘッドフォンでは、音像が頭の中へ移動し、音は強調されます。バイノーラルとは違ったもので、単純なわりに、えらく力強い音になるので、この感触を覚えておくと、曲作りで使えるでしょう。
StereoLimit : limiter。これもシンプルな優れもの。
Voweler_0_2 : モノラルの母音フィルター。
続けて下記と同サイトからTransient-Emphasizer、耳慣れない言葉ですが、訳すと、一時的強調。
Enhancerと同様に倍音成分の操作みたいですが、詳しくは解りません。で、これ、何やらバーを動かしても、あまり変化がなく、効いてないのかと、パスしようと思ったのですが、もういちど原音と比べながら聴き込んでみると、違う!
大きな変化があるものだ、という思い込みのせいもありますが、たいへんなものを見逃すところでした。
高域の小さな音の粒立ちが明確になり、クッキリと鮮明になります。小さな変化というのは、逆に難しいはずです。高域を鮮明にしようとすれば、どうしても全体にシャカシャカした音になりがち。だけど、これは、うるさくならないし、音像の輪郭だけを浮き上がらせます。小さな変化、されど大きな収穫、でしょうか。
この音の僅かな違いは、再生装置次第というとこもあります。ヘッドフォンじゃないと分からないかも。
あるいは、聴力テストと言えるかもしれません(笑)。mp3でも違いは出ています。
ここのサイトは、GUIなしの小品ですが、優れ物があります。独サイトらしく、あまり詳しいことは解りませんが、音響に徹しているエフェクト作りで、凄味があります。これは3バンド・エンハンサーで、それぞれの帯域で音を強調するのですが、他のエフェクターとは違います。Highの強調では、まるでBinauralみたいに後方へ散乱するように音が伸びていき、これは位相?しかし、モノラルにしてみても変化ないので、位相ではないです。
マキシや、コンプ、エキサイターとも違い、この効果は一聴の価値があるでしょう。
※サイトリンク切れになっています。こちらから。
最初はノーマル、徐々に高域を上げ、続けて中、低を上げ、最後にスイッチを切り、元に戻ります。
SynthEditではないというだけで、価値を認めてしまいそうですが、EQ(パライコ)は全体の補正というより能動的な音作りをすることが多く、それぞれ個性があります(使い手との相性という意味でも)。
このEQは、帯域やカーブを指定でき、効きも鋭いので、他と比べながら、試してみたいところです。
This is an LFO-controlled delay-effect. A simple
concept with interesting results..
LFO-controlled
delay-effect.としてなら必要ないところですが、interesting
resultsという言葉通り、妙な方向へ行きます。
個人的好みの粒子系とでも言うか、一発屋として価値を認めました。
TUBE
DRIVEです。TALの新作、どんなものを作ったのか興味津々でしたが、汚し系となりました。ちょうど、MyMagラインを超えた汚し領域から始まるとでもいう感じでしょうか。それはそれで良いのですが、どちらかと言えば、汚さない領域とまたがってほしかった気もします。DRY/WETでの設定はできますけど、それとは別。
DRIVEを絞り切ると、ぶつぶつ、というノイズだけが漏れて、この手のものかと。潰れた低域がシンセ音のようになり、それを狙ったものとしては、なかなか良い感触とも言えますが、あまり応用範囲が広いとも言えず、個人的には使う頻度は少ない感じです。
ドラム用のLo-FiEffect。スイッチやバーは無し。通す、というだけのものです。狙いは12bitサンプラーの質感でしょう。
音が悪いのに、音が良いというのも変ですが、デジタルの世界では、これもあるのですね。あれこれFilterを駆使するのも似たようなものではあります。デジタル変換によって間引かれた音は、ザラついた嫌な高域の倍音成分を生む場合があります。多くのトラックをミックスすれば、より多くの濁りとなります。その加減をコントロールするのがFilterですが、低いビットのデジタルでは、最初から高域成分が無いこともあり、調整如何によっては、旨味もあるわけです。
このEffectは、これだ、とうポイントに絞っているのが清いです。他のEffectで、すぐに出るかと、試してみましたが、どれも違い、このEffect特有の個性として、取り上げてみました。
TransientShaper(VST
Plug-In Bundle)
多数のPluginsがセットになったものからで、GUIなし。見た目って、けっこう惑わされるもので、たいしたことないものでも、デザインが良くて好みだったりすると、それだけで良い音になったような錯覚もあります(^
^;)
反面、GUIなしで紹介するのは、それだけはっきりと”音”の違いがあるから、ともなりますね。
このTransientShaperは、アタック、音の立ち上がりと減衰を操作します。単なるADSRではなく、より強調するようなものです。
アタックを強調したい時って、音の粒を浮き上がらせたいものです。今まではゲートを使ってよく作っていましたが、これなら一発ですし、より効果的でもあります。また、逆にアタックを潰して沈ませることもでき、空間系のeffectと兼ね合わせて、いろいろ出来そうです。このBundle内、他では、Exciter.dll:高域強調が操作できて良いです。Stereo.dll:ステレオ化でいろいろとできそう。あって損はないでしょう。Saturation.dllというのもあり、MyMagとほゞ同じものですが、MyMagの方がやや効果的。
最初が原音、以後、バーをいろいろ動かしている状態です。
より、高機能のMGA_TranShaperがあります。
ちょっとした小品、saturation
でGUIなし、バーは一つで%表示となっています。
saturation
は、例えばアナログ録音等のピーク値では、自然なコンプがかかったような飽和状態があります(テープコンプ)。簡単に言えば、レベルが低いと貧弱な音が、この領域では生き生きしてくるというわけです。
意図して作られたのではなく、アナログ回路の特性として認識されてきたというべきでしょう。
では、何にでもかけるべきか、というと、そうではなく、使いどころは大切です。ナチュラルであるとはいえ、音に対しての圧迫があるので、場合によっては適切なバランスを崩すことも考えられます。
Overdrive系としてはベストといってよいでしょう。この効きは凄いです。中央部分にドクロマークがあるのですが、これでサウンドが一変します。で、ドクロマークでの音だけかというと、そうではなくて、実はノーマルでの変化が抜群なのです。
汚し系の”汚し”が無いというか、これだけピークに近づけて、なおかつ、クリアなサウンドに驚かされます。
そして、Filterが付いているのですが、これまた抜群の効果。超お薦めです。ただ、設定はDAW側の起動でクリアされてしまい、保存も不可。ちと残念ですが、設定後、別トラックへ録音でしょうか。
試聴は、ドクロマークの音です。なしでの加減は実際に試してください。
サイトは消滅しているので、URLはweb.archiveからとなります。「Welcome
to Wayback」の表示が出たらしばらく待ってください。
Whix★
Jonas
Norberg(helix)、以前にFiregainというeffectを紹介していました。なるほど、と、納得。それで、他のVST-effectも試してみました。このWhixはLowPassFilterで、効きが凄いです。
一番上のツマミで、PreCutoff、ぼやけた音になるのではなく、丁寧に薄くスライスしたように高域を削っていきます。これだけだと、全体的に落ち着いたような音になり、奇麗すぎるカットになります。
4番目のツマミ、PostCutoffとの加減でバランスを取ると、旨味のある音を探すことができます。フィルター制御としては、絶妙です。
上から3番目のPreGainを上げると、一気に歪み系の音になります。最下段PostGainは、全体の音量。面白いのが2番目のEnv
speedで、ゲートがかかったような独特な音になります。
GUIなしなのが残念ですが(画像は文字を読み取るため付けました)、LowPassFilterとしてはベストの一つです。
3band
compressor、低・中・高で設定が可能。シンプルなGUI、ツマミの位置ではなく、グラフで表示されるのが、とても分かり易いです。
AGC(Auto Gain
Compensation.)というのがあり、リミッターとしても、かなり強力(適切)な効果があります。
それぞれのコンプはPC-2を3つ並べたようなもので、一つのコンプとしてより3つの帯域別であることが、このコンプの性質上でも良い効果を得られています。
オートフィルターで、BEATというツマミでランダムな変化(Scrambler
: 1/1 to 1/64)ができます。また、Bit Crusher
も付いていますが、うちの環境ではフリーズしました。
GUIは、あまり好みではないけど、音的には独自の個性があります。
2007-10-18、v1.02になり、Bit
Crusherでのフリーズもなくなり、Filterの効きも良くなりました。
いきなりweb.archiveです;ちょっとした発掘作業でしょうか。これが、なかなかのもので、3D系なのです。
中央の四角い枠で前後の空間移動となります。Filterは、後部で効果がでます。SynthEditというのが残念で、本格的に作ったら3Dとしては、かなりよいのだできたのではないかと。ステレオ処理というのも良いです。手動で移動効果を狙う場合も、Filter効果があって的確。Binauralという記述はないので、ヘッドフォンで後ろから聞えるかどうかは明確ではないけど、TEST
SOUNDでは回転した状態でやってみました。空間処理的には効果が分かるでしょう。
5バンドのEQがオートで動くというもの。かなりの速さで動くこともできるので、それなりの音色効果があります。
何にせよ、類がないし、面白い効果を期待してみても良いのでは。
擬似ステレオ化ということですが、簡単にいうと複数のFilter+変調をPANで左右に振り分けてステレオ化ということです。しかし、これはステレオ化に、こだわらない方が得策。逆にステレオ音源をエフェクト化して中央で音圧を得るみたいなこともできるわけです。
加工はモノラル成分からなので、原音がステレオなら上段ツマミのMIXで調整も可能です。
ある程度出来上がったトラックにかけるより、モノラルのシンセにかけると面白いかも。
Togu Audio
Line(TAL)、Phaserに続きFlangerです。これまた同様に上品というか、汚い音にならないところが特徴。もの足りないと思えば、汚し系に近い、別なのが、いくらでもあるので、TALは質的なもので、うまく音作りを考えてみたいです。
ただ、PhaserもFlangerも、同系で、加工される音も、他のVSTと比べて極端な差があるわけではないので、気にいったものを一つ覚えておけば良いような気もします。
Filter、Delayの複合タイプですが、Filterは帯域に分かれグラフィックEQという顔です。帯域列それぞれに設定が可能、PANで振り分けられるのも効果的。Filter/EQとしての性能も滑らかで良好。これにDelayが組み合わさり、独自の音作りができます。
EQそれぞれにFilterのCutoffがあるのも独特ですねえ。Filter好きとしては抜群のパフォーマンスでもあります。
WindowsMEでは、再生中にセッティング操作をすると、フリーズしました。これはメモリ管理的かなあ。
音作り的に、他では得られないものがあるので、怒りを買わないように(^
^;) 使ってみたいです。
(2008-4サイト消滅)→ここにありました。
複合エフェクタで、色違いは、それぞれ、Cutoff SampleRate InputGain OscPitch GrainPitchで自由にセッティングできます。上段の四角いボタンなのですが、小さくで解り辛いです。使い勝手は悪く、視覚的操作性も最悪。しかし、この複合というのがポイントで、汚し系として効果を発揮します。エフェクターは作者の意図より、こちらの目的として、何を得られるかというのが大事なので、必要か否かで切り捨てがハッキリするタイプでしょう。
ディレイは音質を問うものではなく、パターンの種類になるので、新たに画期的なものが出ることも少なく、今までと同程度なら取り上げないのですが、これは、ディレイ部の反転ができるのが特徴。DryとWetは0(ゼロ)を軸にマイナスになるので、注意。
マイナスというのは波形で、位相操作になります。左右独立等、使うポイントもよくできています。
Ringmodulator。使いどころの難しい類いですが、マウスでの座標移動型で柔軟性があります。
オート機能、動きの波形選択や、時間変化など、なかなか使えそうな機能を持っています。
出てくる音(の変化)も個性的で、Ringmodulatorという型にはまらず使えそうです。
U-NO-60、Vintager等、基本姿勢のしっかりした、優秀なシンセを出しているTogu
Audio Line(TAL)。新たにPhaser を出してきました。Phaser
やFlangerは高機能になるほど、ツマミ操作によって目的の音に至る過程は難しくなり、闇雲に触りがちですが、これは、シンプルでありながらPhaser
としての性能も申し分なく良くできています。
まず、Feedback を上げる事で、Phaser
としての音になり、その加減の調整が簡単。Lowest、highestにより音作りのニュアンスもつかみやすいです。Phaser
は、大きく音の変化を得るだけでなく、微妙な変化が欲しい場合があります。空気的にスライスして、音の定位を操作するような時、これが役にたちそうです。
電話の音質をシミュレートしたものです。EQで簡単にできそうですが、苦労したわりに疑似的になりがちなので、こういったものは、ちょいと便利かも。
小品ですが、Lo-Fi
的にも使いみちはありそうです。GUIなし、バーはダミーで、ON/OFFのみ。
同サイトのSubFilter II
は、ハイパスフィルター。音質は良いものだけど、これだけで使うかというと疑問。
Auto
Filterで、フレーズ的に間隔を行き来するより1音ごとにかかるワウのようなものに特化した感じ。下の大きな輪(ACTIVE)をクリックする事でONになります。これだけで良い、という単純なのが良好です。
2008-4サイト消滅ですが、別サイトから。「Kjaerhus Audio Classic
Series」に含まれます。
Pitch Shifter 、Time Stretch、Voice
Intonation等々。使い方の把握が難しい部類です。歌ものに使う気はないので、勝手に色々な音源で試してみました。右側にあるMANIPULATION→tune
all
notesで、けっこう遊べます。アクセント的なヒネリが、ちょいと気に入りました。
手順は、左側のPlay Mode内→Scan Modeで記録、Play
Modeにして再生。transferで、設定前の音に戻ります。
本家サイト消滅のため、別サイトから。
ヘッドフォンによるステレオ空間の補正です。bs2bのVSTかなあ。GUIなし、表示されるバーはダミーです。つまり、オンかオフのみの操作となります。本来なら試聴用の補正というべきでしょうが、エフェクトとして使わない手はありません。多分、効果は個々のヘッドフォンの質にも係わってくると思われる程微妙なものとなります。
オンにした場合、特に低域の漏れで頭の後ろに回る音を補正するような感じ。これはオフにした時の方が解りやすかも。
どこまで効果として狙えるかは疑問もありますが、敢えてBinaural的に後ろへ回す音との兼ね合いで、試してみたいです。
bs2bがコマンドライン用だったので、使いやすさがあります。DAWでエフェクトとしてセッティングするより、Wavosaur(波形エディタ)のエフェクト効果でWAVを書き換えてしまう方がよいかな。
ギターアンプ、これもモノラル仕様。アンプの歪み具合というのは、結果として、どう聞えるかが勝負どころ。キンキンうるさい軽い音ではなく、底力でしょうか。でも、結局は好み。これは、けっこう気に入りました。
画像はシンセのもので、分かりやすいように付けたもの。このシンセの開発者によるVST-effectです。シンセ実装用をVST単体として使えるようにした、というところでしょうか。GUIはありません。従って非常に軽いです。サイズも9kBとかもあります。(UPX)
ザっと作った感があり、たまに発信したりするのは許しましょう(^ ^;)
使えるのは、xhipeffects_chorus.dll、xhipeffects_compressor.dll、xhipeffects_filter.dll、xhipeffects_filter-gateadsr.dll、xhipeffects_mdelay.dll、xhipeffects_phaser.dllというところ。これ以外は、あまり用のないもの、起動しないもの、でした。
xhipeffects_filter-gateadsr.dllは、フィルターとして最高の質感がありますが、セッティングが難しく使い易いものではないです。
作者の音に対するポイントの捉え方が違うのでしょうねえ。その他もVST-effectとして抜群の効果があり、ベストといってよいぐらいです。ただし、コンプだけは他に譲りますが。
2011年6月現在、配布終了かも。
tube amplifier
、出音としては、根本的に真空管アンプの音をPCで出すのは不可能なので、雰囲気ってとこですか。
質的に、他の同系との違いは微妙ですが良質な音です。特徴は左サイドにあるPreEQ(フィルター)で、これは、なかなかの優れもの。
LowPass、HighPass、Notch、などオンオフ可能、かなり幅の広い音作りが出来、フィルターとしての質も優秀です。
アンプ系ではベストの一つと言ってよいかな。
その後、自作曲で、かなり使い込みました。テスト的に音出しして、なかなか良いなと思っても、実際に曲作りの時では感覚的に違うのか、使えないものもあるのですが、これは、そんな事はなく、予想以上の仕事をしてくれます。
エフェクターとして自分と相性が良いのでしょうねえ。
Spectrum Enhancing Non-linear
Deviceというもの。最初は過小評価してました。
独特な音作りの過程があり、優れた効果を得られます。
Non-linearというのは、非線形。Filterとしてのラインを左右別々のツマミで操作することができます。これはどちらも音として加工されるもので、左右のステレオ効果ではありません。別々のラインを確認できるというところでNon-linearということになります。
ハイパス・ローパスをそれぞれ別に設定して一つの音を作る過程です。
ven or odd
harmonicsは、倍音増強というところでしょうか、これは実際に操作して違いを確認した方が良さそうです。
ニューサイト:http://www.toneboosters.com/free/
オートパン+フィルターの動的定番ものですが、SynthEditでもあり、フィルターの質よりも動的な変化が目的。
今さら、ドラム全体にかけるのはやめたほうが無難(よけいなお世話)で、通常のドラム系に付加するシンセ・パーカッションの中・高域成分にかけ、質感の変化を得るのが良好。オートも良いけど、この左サイドにあるBOXがマウスでグリグリできるので効果的。
エフェクターは、原音を加工するわけですが、中には、このGranulator
みたいに、原音から、また別な音を作り出すようなものもあります。
作り手の狙い、使い手の選択での相性でしょうか。けっこう良い感触の音が出てきます。音の回転はシンクしません。そこが良いのであり、リズムとシンクするには、ゲートとの組合せが良いでしょう。
頻繁に使うものではないですが、触感的な肌ざわりを付加しようとするには良い道具となります。音はモノラル。リバーブ付きで、これはステレオ。