VST-effect (JB)

Convolution Reverbは別ページにて。/一部OSによる起動不可の問題

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http://www.jeroenbreebaart.com/
Jeroen Breebaartは、これまで作ったVSTを廃止して、新たに有料のものを作っています。
残念ながら、ここにある多くのものは、今では落とせません。
新たなサイトでのVSTは、WindowsMEでは動作しないので、詳しい事は分かりませんでした。

 

Red Phatt Pro - Dynamics processor

今まで認識しなくて使えなかったけど、1月3日新たに落としてみたら、jb_redphatt_pro_alt_demo.dllというのが追加されていて、これで初めてCubaseでも動きました。
音を出してみると、これまた驚き。Barricade pro DEMOと同系のようですが、より、的確な音判断ができるグラフ表示がとても良いです。そして、音の加工においても音源の質感を損なわず、変化の加減がとてもスムーズです。
リミッター的な制御にも、過激に音圧上げにも使えるでしょう。
TEST SOUND(音量過多注意!!)

どこまで音圧が上がるか、グイグイ上げてますが歪みません。

 

Smash Pro beta

Jeroen Breebaartから2つのVST-effectが出たのですが、残念ながらRed Phatt ProはCubaseで認識せず。
Smash Pro は、spectral compressor/expander/warmifier/equalizerの複合機、といっても、それぞれ個別のエフェクターという様子ではなく、まるで一つのエフェクターみたいな感じ。
それは、個別にコンプだけで使おうとか、EQだけをという使い方を想定したものではなく、総合的な音作りと思った方が良さそうです。
で、肝心の音ですが、これが驚き。タイトな質感といいい、さすがに音作りをよく知っているなあと関心してしまいます。
TESTSOUNDは、原音からエフェクト音だけになり、プリセットを順に切り換えていく過程です。EQは操作していません。実際の音作りではEQ主体で変化していくので、その辺は考慮に入れてください。
Smash_Pro_beta

 

FSynth Pro Beta

作者(Jeroen Breebaart.)が実験的なと言っているだけあって、何がどうなるのか、捕らえ所の難しいものでもあります。
audio resynthesizerというので、音声の再合成、ボコーダー的なものと捉えてよさそうです。
シンセにかけると残響として終わってしまいそうですが、声を録音したものにかけると、なる程となります。
とりあえず、英語の音声にかけてみたものをTESTSOUNDとしてみました。
TEST SOUND

 

Barricade pro DEMO

デモ版ですが、時間制限やノイズ等はなく、実際に使う事が可能です。制限は、
Inter Sample Peak (ISP) function is disabled;
(ある意味最大の特徴かも?*ISP=デジタル→アナログ補完ノイズ。)
The parameter display is disabled;
Output scales K14 and K20 are disabled.
というものです。
機能は、リミッターですが、今まで優秀なフリー版を出しているJB(Jeroen Breebaart.)ということで、あらかた想像はしていたのですが、それ以上のものでした。さすがに製品版にするというだけの事はあります。
音を傷めないというか、詰まった苦しさが少ないように感じました。フリー版のBarricadeとは全く別ものです。

簡易的ですが、使い方メモ 左から、
HYST:hysteresisを決める。過去に起ったオーバー(limiterとしての)が現在に考慮されるというものらしいのです。ゼロで、あらゆるオーバーは独立して扱われる。極端な差としては出てこないので、取敢えずそのままスルー。
LINK:これは、よくある左右での違いを設定するもの。片方だけでオーバーしてる場合、リンクする加減。ゼロで左右独立。

XCORR:Side gain:ステレオの加減調整(stereo ‘width’ of the audio signals.)となります。左0%でモノラル、真上でノーマル。
モノラルがステレオに変化するものではありません。音源がステレオの場合に効果。

中心のメーター内にあるノブは、左=入力、右=出力。

Soft clip :Thresholdをマイナスで、Amountを上げると、distortion効果。低域が潰れていきます。

RMS:リミッター中心部。AttackとReleaseは、コンプと同様に。

オーソドックスにリミッターとして使うなら、どう使うか考えないでもプリセットのままでOK。この場合、大事なのは入力と出力+DAW側の音量となります。

 

broadcast

3band compressor、低・中・高で設定が可能。シンプルなGUI、ツマミの位置ではなく、グラフで表示されるのが、とても分かり易いです。
AGC(Auto Gain Compensation.)というのがあり、リミッターとしても、かなり強力(適切)な効果があります。
それぞれのコンプはPC-2を3つ並べたようなもので、一つのコンプとしてより3つの帯域別であることが、このコンプの性質上でも良い効果を得られています。

 

jb_send

Spectrum Enhancing Non-linear Deviceというもの。最初は過小評価してました。
独特な音作りの過程があり、優れた効果を得られます。
Non-linearというのは、非線形。Filterとしてのラインを左右別々のツマミで操作することができます。これはどちらも音として加工されるもので、左右のステレオ効果ではありません。別々のラインを確認できるというところでNon-linearということになります。
ハイパス・ローパスをそれぞれ別に設定して一つの音を作る過程です。
ven or odd harmonicsは、倍音増強というところでしょうか、これは実際に操作して違いを確認した方が良さそうです。 

 

jb_barricade

シンプルなリミッターです。それほど多くの差異が出るエフェクトではないので、こだわりを強く求める人は、あまりいないかもしれないですね。音量の大きなリズム系ではなく、金物が中程度の音量でやると、けっこう違いが出ます。
音の粒だちが、よく浮き出て質感の良い音が得られます。


 

Time Machine

Samplerate変換、ビット落としのLoFiです。どちらかというとノイズ付加的な要素が大きく、サウンドの質感変化には使えない部類。
JBとしては、あまり力を入れてないのでは。


 

Ferox

アナログテープシミュレーション、面白いですね。だけど、アナログテープというものは、そんなに極端な音の変化を持つものではないので(あったら大変ですよね)、その辺の期待より、ちょっとした効果の違い、あるいは、アナログテープの特性という方向へ極端に走る、ということでしょうか。
音のピークに、ちょっとした味があるとか、テープそのものの質感とか、本気で取り組むと、大変な労力になるでしょうけど、ついつい期待してしまう領域ではあります。
効果として面白いのは、テープスピードで、リアルタイムで変化するので、遅れと戻し等でちょいとした効果。

 

Broadcast Processor

マルチコンプ。簡易ゲートや、リミッター等、音作り全体に対して親切な設計です。
4つの帯域に分かれたコンプが効果的で、ステレオ幅の操作と共に独特な音作りが出来ます。
音の”質”も良いので、いろんな場面で使えるでしょう。

TEST SOUND

 

omniverb

質の良いリバーブで、現在メインで使用しています。サウンド全体のまとまりも良くベストと言ってよいものです。設定するツマミ類も解りやすく、ゲートまであって親切。 v2.0.2 (June 2007)

 

Omnisone

空間イメージ・プロセッサ(spatial image processor)、ちょっとしたショートリバーブ系の響き。モノシンセで、ちょいとした味つけに良いかも。響きの変化より位相的な要素が大きく、原音により変化が変わりそうです。
通常、モノラル定位の多い音源には、この程度かという変化ですが、PANとの兼ね合いで大きく変化するので、単音の位置定位を考えながら使いたいところ。

 

PC-2

ノーマルなコンプ、グラフ表示が解りやすい。効果の幅は少なく簡易的。



 

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