VST-effect (bootsy)

Convolution Reverbは別ページにて。/一部OSによる起動不可の問題

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preFIX 1.0 :動作しませんでした;

 

NastyDLA

bootsy新作のディレイ。今までとは違って、個性が出にくいものなので驚く程のものではありませんが、必要なもの全てが揃っているという感じです。
Filter、chorusも付いて、Delay time modulation.での選択等、戸惑うことなく、既知の範囲で操作できるでしょう。
ディレイとしての使いやすさも良く、Filterの効きも明確なので、リズムからPAD系まで幅広く使えます。

 

FerricTDS - Tape Dynamics Simulator

KVR Developer Challenge 2009!で見事に1位となったbootsyの新作です。Developer ChallengeでのプラグインはWindowsMEでは殆ど動かず、bootsyも前作から同様にOUTでしたが(その後、正常起動)、今回v1.0.2 で動作確認ができたので、後ればせながら紹介します。これが動いたのは正直有り難いです。
さて、bootsyはサウンドを大きく変えない、的確に必要なサウンドを得るという点、凄味を発揮するのですが、数多くあるプラグインの中でも、テープシミュは最も地味なサウンド変化、大きく変わったら、それはウソですからね;
デジタルサウンドがアナログ化される、というのではなく、特性としてのTape Simulator 。
アナログテープに置けるsaturation は、今までも色々と出回っていて、どちらかと言えば、大きく変化するほうが自由度が大きいので単なるダイナミックスの変化を求める方向に行きそうですが、そうなると本来のTape Simulatorというよりコンプの仕事でしょうか。
実際に2トラ38で録音をしてきた経験からみても、FerricTDSは、それらしき動作と感じました。もちろん完全なものなど存在しませんが、ああ、なるほどなって思わずニヤっとしてしまう音があります。デザインも見事です。

※v1.5になり、以前には無いスイッチが追加されたり、更なる進化でバージョンアップしています。

 

TesslaPRO

当初、原因不明のエラーでフリーズしてしまい、起動できなかったのですが、FerricTDSアップデートの項目に「vast stability improvements in Cubase hosts」とあり、Cubase関連のエラーだったのかもと、もう一度落としたら正常に動きました。やれやれ;
さすがbootsyという感じで、低域の変化に納得します。奇麗な歪みというとおかしいですが、単に音が割れる歪みと、アナログ系回路での歪みとは違うので、そういったこだわりが感じられます。キックの音作りに。

 

BootEQmkII


(SynthMaker+)

さすがというか、要するに加減の問題でもあるのだろうけど、全体として、音作りの要素・試行錯誤が手際よく進む。
特定の周波数を上げ下げする過程で、原音の中にある何かを見つけるというのは大事。高域をちょいと抑えるとか、低域をブーストするとか、それだけではなく、質感を探り出す道具と言えそうです。


 

epicVerb


(SynthMaker+)

昨年秋の予定が伸びていたbootsyのepicVerb、遂に登場です。有料になるのでは、という噂もありましたが、有り難いことにフリーです。
音質は実際に使ってみると、きめ細かい質感、設定での変化によるサウンドの感触も良く、原音とエフェクト音が、相性良く座る感じ。さすがに話題になるだけのことはあります。(TIMEを低くしたらフリーズしたので、まだバグはありそう−WindowsMEですが)
また、ロングだけでなくショートでの残響に安っぽさがないので、遠近による自然な音作りも可能。プリセット(別DL)が多くあるのも嬉しいところ。
リバーブの使い方は、直接通過させるのと、センドでエフェクト音のみを加えるのと2通りあるが、理想はセンド。直接通過すると、若干、トラック全体に遅れが出る場合がある。
TEST SOUND

原音から徐々にリバーブ音を上げる過程。これはepicVerb内(直通)での操作。最初が深め、次がやや浅めのリバーブ。空間における遠近操作でも優秀な効果。 

 

Nasty fx series v1.2


(SynthMaker+)

Nasty signal coloring fx series、新たにCSとVSDが加わりました。まずは、NastyCS.から。
簡単にいえば、3バンドEQとハイパス、ローパスフィルターの組合です。しかし、EQとFilter、似た者同士を一緒にしてしまえば便利という発想より、両者の組合せによる音色コントロールが大きな特徴となります。
つまり、Filterとしての絞り加減で、EQによる微細な調整ができるわけで、Filter使いとしては、ちょっと唸ってしまう凄味があります。効きがとても良いのです。全てのトラックに使いたくなる誘惑と戦わなければいけないかも(^ ^;)
DRIVE(internal saturator)もあり、サウンド補正から過激な音作りまでこなせます。
良いエフェクターは、常時、音作りの最中に、これを使ったらどういう音になるか考えるようになりますが、CSは、そんな一つになりそうです。
※ツマミは外側と内側それぞれがコントロール可能です。(解り辛いかもしれないので)
TESTSOUNDは、左のノブから順に操作している過程です。
Nasty CS

 


(SynthMaker+)

もう一つは、NastyVSD。saturatorによる音圧効果で、音の流れは左から右への操作となるようです。
このシンプルさが大事で、必要にして最大限の効果と言えるでしょう。(2009-1-10更新版あり)

 

(Nasty signal coloring fx series)

◆NastyHF


  (SynthMaker+)

Bootsy(NastyLF)を以前に紹介しましたが、これがシリーズ化されて、NastyHF とNASTYtableTopが追加されました。
Bootsyの特徴は、音を大きく変形させてしまうのではなく、あくまでリアリティの追求とでもいうような微調整法なのです。
単にHi上がりのドンシャリを求めるのではなく、何を落として、何を上げるのか、音質調整を極める使い方でしょうか。
LFとHFをどう使うかは、それぞれの特徴をよく認識する必要があるでしょう。
 

◆NASTYtableTop


  (SynthMaker+)

こちらは、中低域専用のsaturation 。ツマミが一つというシンプルなもので、実際に通してみても、その変化は、よく解らないかもしれませんが、確かに効いています。
解り易いように、低域のみのトラックで比較してみました。

OFF-->
ON--->


 

NastyLF


(SynthMaker+)

Rescue、Density、TesslaSE.と優れたEffectを出しているBootsy氏の新作は、低域の補強・補正に類したものになりました。
例によって、内部パーツはアセンブラで書かれ、SM(SynthMaker)は統合として使われているので、他のSMとは違うものとして認識する必要があります。
まず、プリセットの変更をしてもツマミ類(の画像)がそのままなのは、うちだけ?
それはいいとして、変化の把握に時間がかかるので、使い方は難しいです。ツマミ類の動きがシフトキー+マウス左で、微細に変わるという事を考えると、それだけ厳しい音の追求に答えるというものかもしれません。低域のブーストという単純なものではなく、締まりのある硬質な音も得られます。ちなみに、コントロールキー+マウス左で、デフォルトに戻ります。この辺は有り難い機能です。

 

BootEQ


(SynthMaker+)

パラEQは、けっこう音質に個性が出ます。内部仕様や操作性・デザインによる暗示もあるでしょうけど、ちょっと触って、善し悪しが解るものです。んで、このパラEQですが、なかなか良い感触です。高・中・中・低という範囲も、音の何を操作したいのかが明確で、極端な幅ではなく、実用範囲で音を探すことができます。
Channel Strips系は、見た目良いけどイマイチが多く、あまり使う気はないのだけど、良いものならシンプルで実用的。しかし、SynthMakerなのでメモリ的には注意か。

 

Density


(SynthMaker+)

TesslaSEと同作者(もう、GUIを見ると分かりますよね)のdynamics processor。saturation から一歩進んで、コンプでの音圧上げに絡んだ方向でしょうか。この作者は、どれも素晴らしい出来です。
原音を損ねず、レベルを上げても汚れない音は質感もよく使用範囲は多いはず。ツマミを動かした時の変化は少なく、それだけ微妙な領域での調整が可能となります。
右下にある四角い座標では位相操作が可能になっています。
TESTSOUNDは、最大限に近いもので、これだけ聴くと他と、たいして変わりないと思えるかもしれませんが、特徴は原音から、加工音までの範囲におけるスムーズな調整。これは実際に試してみれば解るでしょう。
TEST SOUND

 

TesslaSE


(SynthMaker+)

Saturationです。2008年最初は、なかなかの優れもの。Rescueと同じ作者のようで、SynthMakerですが、内部パーツはアセンブラで書かれているとのこと。単にSynthMakerでの組合せではなく、自分でパーツを作ってしまえば、独自のものが出来るわけですね。
アセンブラは、C++等と比べ、より小さく、速いプログラムが可能なので、(zero latency processing, low CPU usage )というのも、うなずけます。
実際、試してみると、効きの良さに驚かされます。saturation は、音圧上げとは違い、独特な飽和感が特徴で、微妙な効果も得られるので使う価値があります。
ここ最近、優秀なものが出ていますが、これはGUIもあるし、ベストといえるものでしょう。

 

Rescue


(SynthMaker+)

analog style modelled signal designer、ステレオ操作系なのですが、MIDとSIDEによる位相操作との兼ね合いとなります。
MIDはミックスされたモノラル部分、SIDEは位相相殺による左右の音。それぞれON/OFFがあり、単独ではモノラル、両方ONでステレオになり、それぞれの加減が調整できます。この辺のミックス具合は良くできています。
ただし、ナチュラルなステレオ感を目的とするものではなく、どちらかと言えば、センター部での強調や、より、アクティブな音作りが本業かと。(KVR Forum
TEST SOUND

最初、原音、次にMIDのみのモノラル〜SIDEのみ〜ミックス〜、あれこれ操作、という順です。

 

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